データ作成時の注意点
保存 推奨保存形式
Photoshop入稿される場合は、EPS形式での保存を推奨しています。EPS形式はDTPで一般的に使用される、出力安定性の高い画像形式です。
画像を統合しないと、EPS形式で保存できません。統合されていない場合も、保存時に統合されたEPSファイルを複製保存することができますが、統合結果の確認のためにも、あらかじめ画像は統合しておいてください。
作業中のデータや、バックアップ用のデータは画像統合前のPSD形式で保存しないと、レイヤー毎の修正ができなくなります。
また一部カラーモードに設定された場合もEPSを選択できません。保存前に「CMYKカラーモード」か「グレースケールモード」に変換してください。チャンネル数は「8bit/チャンネル」に設定してください。
保存オプション
プレビュー:TIFF(8 bit/pixel)
IllustratorやInDesignなどにリンク配置したときに表示するプレビュー画像の画質を設定します。
1 bit/pixelを選択すると白黒表示になりますが、実際にはカラーで印刷されます。
エンコーディング:JPEG - 最高画質(低圧縮率)
データの圧縮方法を選択します。
JPEG - 最高画質(低圧縮率)は画像品質をほぼ劣化させずに、容量も押さえることができ、おすすめです。
バイナリ/ASCIIは画像品質を落とすことなく保存できますが、容量が大きくなります。
その他のJPEG圧縮は画像品質が低下してしまいます。
チェックボックスはすべてオフ
データの色が変わるなどのトラブルの原因となりますので、チェックは外してください。
その他の保存形式について
- PSD形式とTIFF形式もDTPでよく使用される画像形式で、レイヤーなども保存できますが、入稿データの画像は統合しておいてください。
- Photoshop DCS形式はトラブルの原因となりますので、ご使用にならないでください。ファイル拡張子が「eps」となり、EPS形式と判別が付かなくなりますのでご注意ください。
- デジタルカメラなどの保存形式でよく使用されるJPEG形式は、保存を繰り返すたびに画像に圧縮がかかり劣化するので、印刷データとしては適していません。
- GIF/PNG/BMP形式はWEBなどモニタ表示用に主に使用される画像形式です。CMYKカラーモードで保存できませんので印刷には不向きです。