オプション別データ作成ガイドメタリックカラー(特色トナー)

ご注文時にメタリックカラーのオプションを追加いただいていない場合、データ上で特色をご指定いただいておりましてもプロセスカラー(CMYK)モードでの印刷となりますのでご注意ください。

メタリックカラー について詳しくはこちら

対応アプリケーション

Adobe Illustrator(ai)のみ対応

  • 当社対応フォント以外はすべてアウトライン作成を行ってください。
  • PDFデータには対応しておりません。

データ作成方法

メタリックカラー はテンプレートの「スウォッチ」にて指定いただきます。
手順は以下のとおりです。

イラストを参考に、手順に沿って作成方法を紹介します。

例題イラスト

この部分にメタリックカラーを使用

注文色
片面フルカラー + メタリックシルバー追加 
使用色
CMYK + FX Metallic-Standard 007

手順1

メタリックカラーのスウォッチを掲載したテンプレートをダウンロードしてください。

DIC、PANTONEなど 対応色以外のメタリックカラーはご利用にはなれません。

テンプレートダウンロード

必ずテンプレートをご利用の上ご入稿ください。

手順2

テンプレートのアートボードにデザインを作成してください。

アートボードにデザインを作成した状態

手順3

メタリックカラーを使用するオブジェクトに対してスウォッチから希望の色を着色してください。

当社での色の置き換え作業はおこなっておりません。

スウォッチ名が変更されたり、濃度が異なる場合は、正しく印刷されませんので、テンプレートのスウォッチのままご使用ください。

オブジェクトにスウォッチで着色するイメージ

メタリックカラーを必ず先に印刷します。

メタリックカラーを使用するオブジェクトの配置に関して

メタリックカラーを使用するオブジェクトの配置には、階層、レイヤーなどの上下関係にルールはございませんので、ご自由にデータを作成ください。

〈 複数の階層(もしくはレイヤー)で構成したデータの参考例 〉
  • ■仕上がり状態仕上がり状態のイメージ
  • ■データ構成データ構成のイメージ

画像へのメタリックカラー設定

リンク画像の場合

手順1

Illustratorへ配置する前にPhotoshopのイメージメニューより、「モード」から「グレースケール」を選択してグレースケール画像に変換してください。

  • 「モード」から「グレースケール」を選択
  • グレースケールに変換

    グレースケール画像に変更

手順2

Illustratorへ「リンク」の状態で配置し、希望のスウォッチカラーを設定してください。

スウォッチカラーを設定するイメージ

埋め込み画像の場合

手順1

Illustrator上で画像を埋め込み、「編集」メニューより「カラーを編集」から「グレースケールに変換」を選択し、グレースケール画像に変換してください。

  • 「グレースケールに変換」を選択
  • グレースケールに変換

    グレースケール画像に変更

手順2

希望のスウォッチカラーを設定してください。

スウォッチカラーを設定するイメージ

【応用編】オーバープリント使用方法

オーバープリント(色を重ねて印刷)設定を利用することで、オリジナルのメタリックカラーをご作成いただけます。連続した絵柄にオーバープリントを利用したメタリックカラーを配置することで、一つのデザインだけを目立たせたり、オリジナルの模様を作ることもできます。

メタリック印刷とオフセット特色インキ以外のご注文はオーバープリント設定をご利用いただけません。その他のご注文でご利用される場合は原則として破棄されます。

イラストを参考に、手順に沿って作成方法を紹介します。

オーバープリントを利用する例題イラスト

車体とホイール部分にメタリックカラーを使用

注文色
片面フルカラー
使用色
CMYK + Silver

準備するデータ

  • カラーのデータ

    カラーのデータ

  • メタリックカラーのデータ

    メタリックカラーのデータ

手順1

車体とホイールのオブジェクトにメタリックカラーテンプレートのスウォッチから「Silver」を着色します。

  • スウォッチから「Silver」を着色するイメージ
  • カラーとメタリックデータを同座標に重ねた状態

    カラーとメタリックデータは同座標に
    重ねて配置してください

手順2

上側に配置したオブジェクトを選択して、『属性』パレットの『塗り・線にオーバープリント』のチェックを入れることでオブジェクトが透けた状態(ノセの状態)となり、メタリック感を表現することができます。

レイヤー順に指定はございませんが、原則としてメタリックカラー → フルカラー(CMYK)の順で印刷されます。

画面に『属性』パレットが表示されていない場合は、ウィンドウメニューから『属性』をチェックして表示させてください。

  • 『属性』パレット
  • 『塗り・線にオーバープリント』にチェック
  • オーバープリント状態のイメージ

仕上がりイメージの確認方法

llustrator(cs4以降)の機能を使って確認することができます。

仕上がりイメージの確認方法

手順1

llustratorのメニューから「ウィンドウ」/分版プレビュー」を選択し「分版プレビュー」パネルを表示させます。

「ウィンドウ」/分版プレビュー」を選択

手順2

表示された「分版プレビュー」パネルの「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れます。
チェックを入れることで仕上がりのイメージが表示されます。

「オーバープリントプレビュー」にチェック

メタリックカラー 使用箇所の確認方法

「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れた状態で、目のアイコンをクリックすることで該当のメタリックカラー使用箇所の表示が、オン、オフされます。

メタリックカラー使用箇所の表示オンオフ

データ作成時の注意点

オーバープリント使用時のおすすめのカラー

  • Gold
  • Silver

Goldは黄味がかったブロンズ感のある高級なイメージで仕上がります。
Silverは玉虫色のような上品なイメージで仕上がります。
その他のメタリックゴールド、メタリックシルバーはすでにCMYKを掛け合わせたスウォッチであるため、色の変化がほとんど出ない場合がございます。

効果を使用される場合、イメージと大きく異なる仕上がりとなる可能性があるため、あらかじめ校正サービスでの確認をおすすめいたします。

オンデマンド印刷 本紙校正はこちら

  • Goldのオーバープリント使用

    Gold

  • Silverのオーバープリント使用

    Silver

配置階層により得られるメタリック効果

配置階層
手前:プロセスカラー、背景:メタリックカラーのイメージ
  • 手前プロセスカラー(CMYK)
  • 背景メタリックカラー
手前:メタリックカラー、背景:プロセスカラーのイメージ
  • 手前メタリックカラー
  • 背景プロセスカラー(CMYK)
手前:メタリックカラー(乗算orオーバープリント)、背景:プロセスカラーのイメージ
  • 手前メタリックカラー(乗算orオーバープリント)
  • 背景プロセスカラー(CMYK)
得られる
効果

重なった箇所には
メタリック効果なし

重なった箇所は
メタリックのみ印刷

重なった箇所にも
メタリックの効果が得られる

配置階層に関わらず同じ効果が得られます。

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