イベントレポート
![イベントレポート 2011.06 グラフィック特別セミナー@京都造形芸術大学](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_lead.png)
![イベントの様子](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_feature.jpg)
2011年6月7日(火)、京都造形芸術大学情報デザイン学科でデザイン・アートを学ぶ学生を中心に、商業印刷の基礎知識についてのセミナーを行ないました。実際の印刷物、ジークレープリントのサンプルや、印刷工程で使用する刷版にも触れていただくなど、より深く印刷について理解していただくことができました。セミナーの内容は以下の通りです。
【1】 クリエイターが使う商業印刷
講師:渡部崇徳
【2】 印刷スキルアップ
講師:豊田憲泰
- 『印刷はCMYK』
- 印刷の仕組みと印刷物が出来上がるまでの工程を説明。
- 『紙によって変わる印刷表現』
- 印刷サンプルをもとに用紙による表現の違いを体験。実際にクリエイターがデザインと用紙の組み合わせをどのように選択しているか。
- 『データが印刷を左右する』
- 失敗しない為の印刷入稿用データの作成ポイントを紹介。
【3】 極小ロットのオンデマンド印刷とは?
講師:渡部崇徳
オフセット印刷では対応できない極小ロットの印刷に対応。
さまざまな素材への印刷が可能なオンデマンド印刷。
【4】 ジークレー美術印刷とは?
講師:西村巴矢人
『ジークレー美術印刷の最新情報』
『ジークレー専用メディアの紹介』(最新メタリックペーパー、和紙、キャンバス他)
印刷業界の動向から基本技術まで、幅広く理解できる講義に。
今回のセミナーの話題は多岐にわたり、まず商業印刷の動向から解説。そして内容は技術的な分野に進み、「水と油の反発」を利用したオフセット印刷の原理や、肉眼では見えない紙の表面の説明などが興味を引き、多くの学生が熱心に聞き入っていました。さらに多彩な紙の種類、断裁音の迫力、最新のジークレーアートシーンなどについて、初めて知っていただく機会となり、新たな発見と驚きをもってセミナーに参加していただくことができました。さまざまな話題の中で、特にデザイン表現を大きく変える要素となる「紙」への興味は尽きないようでした。
セミナーを通して、自分たちの作ったデザイン・データが、どのように形になっていくのか、より強くイメージを持っていただけたのではないでしょうか。学生からは、印刷結果を左右するDTPデータについて、もっと詳しく話を聞きたいとの声も多く寄せられました。
![印刷に興味を持つたくさんの学生が集まりました。](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_students.jpg)
印刷に興味を持つたくさんの学生が集まりました。
![用紙サンプルやパンフレットを興味深く手に取る学生たち。](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_samples.jpg)
用紙サンプルやパンフレットを興味深く手に取る学生たち。
![フィルムを使って、オフセット印刷のカラーの表現原理を体験。](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_film.jpg)
フィルムを使って、オフセット印刷のカラーの表現原理を体験。
![最高級美術プリント「ジークレー・ド・グラフィック」のサンプル。](/files/img/education_partnership/reports/kuad_2011_06/img_giclee.jpg)
最高級美術プリント「ジークレー・ド・グラフィック」のサンプル。
京都造形芸術大学
https://www.kyoto-art.ac.jp/- プログラム概要
- 印刷スキルアップセミナー
- セミナー実績