イベントレポート
「印刷工場の現場が見たい!」
京都芸術デザイン専門学校のみなさんの声で
体験セミナー&工場見学が実現しました。
印刷の通販®グラフィックでは、デザインを学ぶ学生の皆さんに、印刷・DTPについての理解を深め、印刷を経験してもらう「エデュケーション・パートナーシップ・プログラム」として、「印刷・DTPセミナー」を実施しています。
今回は京都芸術デザイン専門学校ビジュアルデザインコース・1年生の皆さん約80名が、授業の一環として当社の竹田工場を訪問。ぐるっと工場を一周しながら、印刷物ができあがるまでの工程を追跡しました!
初めての工場見学。
印刷物って、こうやって生まれるんですね。
初めてレポート! 〜印刷ができるまで〜
毎日の生活で、当たり前のように見かける印刷物。しかしその印刷物がどうやって完成するかご存知ですか?そこで今回の印刷・DTPセミナーでは、入稿された印刷物の原稿データが、たくさんの工程を経てできあがっていく様子を追跡しました。大きな印刷機や、刷り上がった製品が手際よく加工されていく様子など、驚きの連続。さあ、さっそく見ていきましょう!
製版
講師
印刷工程の最初は、印刷物のデジタルデータから印刷のための「刷版」を出力します。「刷版」とは、アルミ製の板で、青い部分がインキの乗る部分です。
受講生
- 表面に青い画像がきれいに現れ、前後の変化がはっきり分かりました。
- ゆっくり、じっくり仕上げられている感じ。一連の工程が全自動なのがすごい!
印刷
講師
大型のオフセット印刷機から、ハイスピードで印刷物が刷り出されていく様子を見学。印刷機に刷版がセットされ、K(墨)→C(藍)→M(紅)→Y(黄)の順にインキが刷り重ねられていきます。
受講生
- 印刷にこんなに大きな機械が必要だと思いませんでした。
- 想像よりずっと速かったです。
- 1色ずつ印刷していくことが分かりました。CMYKをあのスピードで重ね合わせられることに驚き!
- 大量の紙を1枚1枚高速に送り出す。気づきにくいところでも、すごい技術がたくさん使われているんですね。
- 大きな紙の上にたくさんの印刷物がどんどんできていきます。一体1日何枚の紙が使われているのだろう?
断裁
講師
印刷された紙には、たくさんの印刷物が並んでいます。それぞれの印刷物を、仕上がりサイズに断裁して整えていく工程です。500枚以上の紙を一気にカット。
受講生
- 印刷物のデータに、トンボと塗り足しがあることの意味が分かりました。
- 人間なら1枚の紙を切る時でもずれるのに、あんなにたくさんの紙を一気に正確に切れるなんて…。
- 手際よく紙がカットされていくのは迫力がありますね。断裁機を操作する人の技術もすごいなと思いました。
製本
講師
本の場合は、大きな紙を折りたたむことによって正しいページ順に誌面が並ぶ仕組みとなっています。本の「背」になる部分以外の3方を断裁すると、ちゃんと本の体裁に。
受講生
- 本をホッチキスで留める場合と、糊でくっつける場合とでは、紙の重ね方が違うことが分かりました。
- 手際よく、あっという間に製本されていく様子に驚きました。
折り加工
講師
刷り上がった印刷物にはさまざまな加工を加え、さらに個性的に仕上げることができます。多彩な加工工程の中で、今回は「折り加工」の様子を見学。
受講生
- 1つの機械で、さまざまなパターンの折り方ができることに驚きました。
- 折りの作業は、人力でやっているイメージがあったのですが、機械なら一瞬の作業。1時間に7000枚も折れるのがすごい!
印刷物完成
- プログラム概要
- 印刷スキルアップセミナー
- セミナー実績