3Dプリントサービス【GRAPHIC 3D PRINT】
プラスチック試作・実用部品やモックアップ、フィギュア原型まで多様な3D造形を製作します。
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3Dプリント 活用例
3Dプリントを利用した活用事例をご紹介します。
- 3Dプリンターで3D地図模型を作る
- 3Dプリント造形物を仕上げる
3Dプリント造形物を仕上げる(PA樹脂編)
「プラスチック試作・実用部品造形」「建築模型造形」に使用されるPA樹脂は、フルカラー造形が可能であり、また3Dプリンター出力品としては比較的積層痕が少ない素材・造形方法となっています。そのままでもご使用いただけますが、塗装や磨きを行うことでさらに質感や耐久性を向上させることができます。
今回はPA樹脂素材への塗装について、一部ではありますがご紹介いたします。
当社では塗装サービス等は承っておりません。
PA樹脂素材の造形物に、プラモデル用塗料を用いて着色する。
PA樹脂素材のフルカラー造形は、インクジェット方式にて造形と同時に着色しています。
インクの掛け合わせによって様々な色を再現することが可能ですが、粉末素材を焼結・着色しているため、黒などの濃色は定着しづらい傾向にあります。また金や銀といったメタリックカラーは、一般的なインクジェットプリンターと同様に再現することができません。これらの色をプラモデル用塗料を用いて着色してみました。
濃色フルカラー造形は薄く、色むらも発生しておりますが、塗装したものはしっかりと黒く着色されています。
スプレー塗装・筆塗り・研磨後塗装の違いについて
造形後そのままスプレーで塗装したものは、凸凹の表面に塗料が吸収されてしまい、わずかに色が沈んでいます。
一方筆塗りは塗膜が厚くなっているため、スプレーと比べて発色が良くなっております。サーフェイサーなどで下地を整えたり、重ね塗りを行うことでさらに発色をよくすることが可能です。研磨後にスプレー塗装したものは、金属光沢がしっかりと出ています。
いずれの場合もしっかり着色されていますが、最後にクリアー塗装を行うことで、塗膜の剥がれを防ぐことができます。
塗装をしないフルカラー造形の場合でも、マットクリアーなどで保護していただくことをオススメします