データ作成時の注意点
配置画像 画像埋め込み時の注意
配置画像を埋め込むと、リンク切れの心配はなくなりますが、色、サイズ、配置が変わってしまうなどのトラブルの原因となることがあります。以下の点にご注意ください。
画像の埋め込み方法、リンクと埋め込みの違いはこちらをご参照ください。
リンクと埋め込みアプリケーションのカラー設定と画像のカラーモード
次のような場合、画像を埋め込むと色(CMYK値)が変わることがあります。
- RGB画像をCMYKカラーモードのIllustratorファイルに埋め込んだとき。
- IllustratorとPhotoshopでカラープロファイルの設定が異なるとき。
- EPS保存のオプション設定で「ポストスクリプトカラーマネジメント」にチェックを入れて保存したとき。
また「カラー設定」が不適切だと、色みが大幅に変わってしまうことがあります。特にデフォルトの設定で「Adobe Illustrator 5.5 をエミュレート」が選ばれていることがありますが、髪の毛などの黒の濃度が低く、締まりのない画像に変換されてしまいます。
Photoshop、Illustratorの「カラー設定」を適切な設定で統一し、できるだけ画像はPhotoshopでCMYK変換してから、Illustratorに配置してください。
アプリケーションのカラー設定RGB元画像
CMYK変換 カラー設定変更後 結果1
CMYK変換 カラー設定変更後 結果2
Photoshop 読み込みオプション
透明を含んだPhotoshop画像を埋め込むと、埋め込む際に次のような「Photoshop読み込むオプション」が表示されますが、「レイヤーをオブジェクトに変換」を選んで埋め込むと、画像のサイズが変わることがあります。
「複数のレイヤーを1つの画像に統合」を選択して埋め込めば問題ありません。
複数画像を選択して埋め込み
複数画像をまとめて選択して埋め込むと、サイズ・配置が変わることがあります。
特にPhotoshopでクリッピングパスを設定したPSD形式の画像にはご注意ください。
画像は1つずつ埋め込んでください。