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奉書紙とは?代表的な特徴や用途、入手方法を解説

奉書紙とは?代表的な特徴や用途、入手方法を解説

奉書紙は冠婚葬祭の場面で用いられる、代表的な和紙の一つです。自然な白さと格式高い雰囲気が特徴で、近年では商品パッケージののし紙や包装紙としても利用されています。本記事では、奉書紙の特徴や入手方法、おすすめの用途と紙の選び方について解説します。

奉書紙とは、冠婚葬祭で使われる伝統的な和紙

奉書紙(ほうしょし、ほうしょがみ)とは冠婚葬祭などで使われる和紙の一種です。自然な白さと和紙ならではの手触り、格式高い雰囲気が特徴で、儀礼や神事、その他高級感を演出したい場面で使われます。
奉書紙の歴史は室町時代から続くとも言われ、当時は幕府の公文書の作成に使われていました。そこから「大切なことを伝えるための紙」という役割が現代まで引き継がれ、大切な場面や特別な思いを伝える際に利用されています。

奉書紙は、自然な白さと和紙ならではの手触り、格式高い雰囲気が特徴の用紙です。

奉書紙の用途

奉書紙の用途は前述の通り、冠婚葬祭の場面や、高級感を演出する目的で使われます。
結婚式での案内状や葬儀で香典を包む紙、御朱印を書く紙などに使われます。
また、商用利用されることも多く、商品パッケージの帯紙やラベル、料亭でのお品書きや敷紙といったペーパーアイテムなど、日常生活でもしばしば見かけます。
奉書紙は格式高いイメージの和紙ですが、カジュアルな場面で使ってももちろん問題はありません。和風でおしゃれな用紙として、高い汎用性を備える点も奉書紙の魅力です。

〈 奉書紙の用途 〉

  • 冠婚葬祭の場
  • 御朱印用紙
  • 帯紙・のし紙
  • 商品パッケージ、ペーパーアイテム

その他高級感や上品さ、神聖さなど、和のテイストを尊重したい場合におすすめ

  • 奉書紙を用いた御朱印帳のイメージ
  • 奉書紙を用いたのし紙のイメージ

材質と印刷特性

奉書紙はかつては楮(こうぞ:クワ科の樹木)を原料とし、手漉きによって作られていました。しかし現代ではパルプを使用した機械による製造が主流となっています。和紙ならではの質感も、現在は機械を用いて繊維を毛羽立たせて作られることが多くなっています。

奉書紙のメリットの一つに、和紙でありながら印刷機での印刷が可能という特徴があります。奉書紙には表裏があり、つるつるとした面が表、ざらざらとした和紙ならではの質感が裏です。つるつるとした表面に印刷することで滲みの少ない仕上がりとなり、細かな文字にも対応することができます。

また、奉書紙は裏面が透けやすい特性があります。爽やかな透明感が出せるメリットでもあります。

奉書紙には表裏があり、つるつるとした面が表、ざらざらとした和紙ならではの質感が裏です

サイズや厚みの目安

当社で扱う奉書紙を例に、代表的な厚みと用途をご紹介します。

代表的な奉書紙の厚みと用途

厚み(連量)特徴代表例
60kg・コピー用紙よりやや厚い
・裏が透けやすいため原則は片面印刷のみ
帯紙、のし紙
95kg・一般的な名刺よりやや薄めの、コシのある厚み
・裏面は透けにくい
薄めのポストカード、
ランチョンマット

帯紙やのし紙といった用途であれば60kg程の厚みが使いやすいでしょう。ただし、この厚みは裏が透けやすい特徴があります。裏を透けさせたくない場合や両面に印刷したい場合は、もう少し厚めの95kgを用いるのが良いでしょう。95kgであれば薄めのカードなどとしても活用できます。
なお、当社ではさらに厚い、連量129kgの奉書紙の取り扱いもあります。こちらは厚手のカードとしてご利用いただけます。

【 連量とは? 】

用紙の厚さを表す単位で、ある規定のサイズの用紙1,000枚(=1連または1Rと呼びます)あたりの重さを表します。同じ用紙であれば連量が重いほうが厚い紙ということになります。また、同じ連量でも用紙によって厚みが異なります。

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奉書紙の入手方法

奉書紙は、紙を販売しているお店であれば比較的取り扱いの多い紙です。入手方法は大きく分けて、お店での購入と印刷発注の2つがあります。

【 文具店や紙の専門店で購入 】

奉書紙は文具店や紙の専門店で取り扱いがあり、実店舗・ネット通販どちらでも購入可能です。文具店なら冠婚葬祭用の商品として、式辞用紙やご祝儀袋など、用途に特化したものが売られています。一方、紙の専門店ならA4サイズ100枚など、ある程度の大きさと枚数をまとめて購入することができます。
その他、家庭用プリンターで印刷できる用紙として、家電量販店でも取り扱いがあります。

奉書紙は文具店や紙の専門店で取り扱いがあり、実店舗・ネット通販どちらでも購入可能です。

【 印刷発注する 】

印刷を前提とした用途の場合は、印刷会社に発注する方法もあります。
家庭用プリンターでは再現できない、高い品質の印刷仕上がりに加えて、多くの枚数が必要な場合にも対応できます。また、任意のサイズでの断裁や折りといった加工も行ってもらえるので、用途によってはこちらが便利です。

印刷を前提とした用途の場合は、印刷会社に発注する方法もあります。

奉書紙への印刷はグラフィックにお任せください

いかがでしたでしょうか。奉書紙の特徴や用途を解説しました。奉書紙は代表的な高級和紙の一つであり、自然な白さと格式高い雰囲気が特徴です。主に冠婚葬祭や神事の場面で用いられますが、その他にも高級感を演出したい目的で商品パッケージや包装紙として、また、大切なことを伝えるための紙として幅広い用途に使うことができます。

当社のネット印刷でも奉書紙での印刷を承っています。様々な厚みの取り扱いに加え、断裁や折りといった各種加工メニューもご用意しており、個人利用から商業利用まで対応可能です。また、実際に用紙を触れて質感を確かめられる用紙サンプルもご請求いただけます。ぜひご利用くださいませ。

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実物を確認できる紙サンプルの請求はこちら

奉書紙に関するよくある質問

  • 奉書紙はどこで買えますか?

    文具店や紙の専門店で購入可能です。
    実店舗やネット通販どちらでも入手可能です。その他、ネット印刷で印刷発注を行う方法もあります。

  • 奉書紙の用途は?

    冠婚葬祭の場面や、高級感を演出したい用途に使われます。
    祝詞や金封、帯紙や商品パッケージまで、様々な場面に利用されています。

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