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正しい年賀状の書き方とマナー
2017.10.2
上司や取引先など、目上の方に出すことも多い年賀状。書くときのルールやマナーがあることはご存知ですか? 気軽に書いてしまうと、気が付かないうちにマナー違反をしているかもしれません。せっかく届ける年賀状だからこそ、失礼のないものにしたいですよね。今回は、挨拶文の選び方など、年賀はがきの正しい書き方を紹介します。
相手に失礼にならない年賀状の書き方
インクの色は黒で書く
基本中の基本ですが、挨拶文などの文面は、必ず黒で書きましょう。万年筆を使って書くのであれば、青色でも問題ありません。文章の書き方にもポイントがあります。自分の近況報告などは文頭に書かず、最後に書くこと。先方の新年を祝うために出す挨拶状なので、まずは相手を思いやる言葉を書きましょう。また、文中では「、」「。」を使用しないのが、正式なマナーです。
忌み言葉は使わない
注意したいのが、忌み言葉。縁起が悪いため、なるべく使わないのがマナーです。「離れる」「別れる」「失う」「倒れる」といった言葉は、年賀状では避けましょう。特に使ってしまいがちなのが、「去年」という言葉。「去」という文字は、「去る(別れる、離れる)」という意味があるため、使わないように気を付けましょう。代わりに「昨年」「旧年」という言葉を使うのが賢明です。
写真入りの年賀状をつくる際の注意点
最近では、家族写真や結婚式の写真、子どもの写真などが入った年賀状をつくる方も多いようですが、写真入りの年賀状は、場合によってはマナー違反になることもあるので注意しましょう。こうした写真入りの年賀状を送っていいのは、親戚や家族ぐるみで付き合いのある友人など、親しい間柄の相手のみ。上司や取引先など、仕事関係の相手には、写真入りの年賀状はマナー違反になってしまいます。写真入りと写真なしの年賀状を2種類つくり、使い分けるといいでしょう。
また、子どもの写真が入った年賀状は、ときに相手に不快感を与えることも。特に不妊治療などをしていたり、妊娠に悩んでいたりする相手には、送らないよう注意しましょう。出産を知らせていない友人などに送るときには、「○月○日に出産しました」のような一言を添えておくことを忘れずに。
プラス一言で、もっと心が伝わる!
できれば、一言でもいいので、手書きの一文を添えましょう。手間はかかりますが、もらった方にもきっと喜んでもらえることでしょう。とはいっても、あまり会わない相手や目上の方には、なかなか書くことを思い付かないですよね。そこで、便利に使える文例をいくつかご紹介します。
心が伝わる一言文例集
相手の幸せを願う一文
「○○さんにとってすばらしい一年になりますように」「皆様に幸多き一年になりますように」など
健康を気遣う一文
「お体ご自愛ください」「その後お変わりありませんか」など
親しい友人や、親戚などに
「結婚しました」「出産しました」「引っ越しました」のような近況報告
手書きの一言が特別な魅力に
一手間はかかりますが、自分のシチュエーションや間柄に合わせて、こうした一文をぜひプラスしてみてください。親しい間柄の友人などには、「今度またご飯に行こうね」のような、素直な気持ちを言葉にすればOKです。メールの利用が多くなっている今だからこそ、はがきでのやり取りや手書きの文字には、いつもと違う特別な魅力が宿ります。
年賀はがきは、一年の初めの挨拶となる大切なもの。今年は、しっかりルールとマナーを守ってつくってみましょう。正しい年賀状を出すことができれば、きっといい一年になりますよ!
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