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化粧品パッケージの作成ポイント|形状や素材の選び方をご紹介

化粧品パッケージの作成ポイント 形状や素材の選び方をご紹介

化粧品を購入する理由の一つに、商品の機能や成分よりも先に、パッケージに惹かれて購入する、いわゆる「パケ買い」の経験はないでしょうか。
パッケージは商品を包むだけではなく、商品の魅力を引き出す「顔」となるため、中に入れる商品と同じくらい重要です。
本記事では、化粧品のパッケージにおける形状や素材、加工等の選び方や作成手順をご紹介します。
消費者の心を惹きつける魅力的な化粧品パッケージ作りの参考になれば幸いです。

コンセプトにあったデザインを決める

化粧品のパッケージを魅力的にするためには、コンセプトにあったデザインを決めることが重要です。ターゲット層、価格帯、使用シーン等を絞りこみ、ブランドのイメージや、商品を通して何を伝えたいかを改めて整理しましょう。トレンドを押さえつつ、コンセプトの具現化を心がけることでデザインの方向性が決まります。

【 デザインコンセプトを作るための要素 】

  • ターゲット
  • 価格
  • 利用シーン
  • ブランドイメージ
  • メッセージ
  • etc

形状を決める

デザインのコンセプトが決まれば、次は形状の検討です。
化粧品のパッケージでは、容器の大きさや形、重量によって、最適な形状を選ぶのがポイントです。ここからは化粧品パッケージにおすすめの形状と特徴について紹介します。

【 キャラメル箱:石鹸やアイシャドウなど 】

キャラメル箱のイメージ

キャラメル箱を使った化粧品パッケージのイメージ

箱の上下に差込みの蓋がついた形状です。石鹸やアイシャドウなど小さめの化粧品を収めるのに向いています。
また、上下のどちらからも開閉ができるため、イメージ写真のように平置きにして使用することも可能です。

当社のパッケージ印刷商品の「既製サイズパッケージ」にて美容雑貨用のキャラメル箱のパッケージを展開しています。ご希望のサイズと合えばお得にご利用いただけます。是非ご覧ください。

【 地獄底:化粧水等の基礎化粧品など 】

地獄底のイメージ

地獄底を使った化粧品パッケージのイメージ

蓋面はキャラメル箱と同じですが、底面は四方を折り込んで噛み合わせて組み立てるタイプの形状です。
キャラメル箱より底が抜けにくい構造のため、基礎化粧品などのそこまで重量がないボトルタイプの化粧品などを収めるのに適しています。

【 ワンタッチ底:瓶タイプの美容液など 】

ワンタッチ底のイメージ

ワンタッチ底を使った化粧品パッケージのイメージ

蓋面はキャラメル箱と同じですが、底面の2カ所に糊付けのある形状です。
底面の強度が強く、底抜けの心配がないため、瓶タイプの美容液など重量のある化粧品におすすめです。
また、組み立ても箱を開くだけ(ワンタッチ)で自動的に組み上がるため、作業効率に富んでおり、大ロットの製造に向いています。

素材(用紙)を決める

化粧品パッケージを作るうえで用紙も重要なポイントになります。
印刷では表現できない質感を演出することができるため、手に取った際の商品イメージに大きく関与します。ここでは化粧品パッケージにおすすめの用紙を紹介します。

【 コート 】

滑らかな表面と艶のある光沢、白さが特徴の用紙です。両面が白くコーティングされている用紙のため化粧品の箱に欠かせない清潔感を引き出してくれます。
また、鮮やかな色彩で質感豊かな印刷表現が可能な用紙のため、色を多く使用した華やかなデザインに向いています。

コートのイメージ

【 ブラウンカード 】

ブラウン色が付いたクラフト紙ならではの色・風合いは、”ナチュラル”、”オーガニック”などの印象を与えます。また、程よい手触りと自然な風合いは優しいイメージを引き出します。
近年、注目が高まっているナチュラルコスメやオーガニックコスメのイメージにはぴったりです。

ブラウンカードのイメージ

【 ハイブリットバガスFS ラフホワイト 】

凸凹のある表面で、ザラザラした手触りが特徴の用紙です。
浮出し(エンボス)加工や箔押し加工等にも優れた適性を持ち合せており、高級感を演出したい化粧品パッケージに向いています。用紙のマットで優しい風合を活かしつつ、エンボス加工や箔押し加工のみのシンプルなデザインにすることもおすすめです。

ハイブリットバガスFS ラフホワイトのイメージ

パッケージ印刷 取扱用紙一覧

プラスアルファの加工でこだわりのあるパッケージに

化粧品パッケージの完成度を高める要素に、表面加工や特殊加工があります。
用紙以外の素材にも着目することでこだわりのあるパッケージが作成できます。
ここでは化粧品パッケージにおすすめの加工を紹介します。

【 表面加工 】

パッケージの用紙表面に、フィルムや塗料をコーティングする加工です。表面加工は主に「つやあり(グロス系)」と「つやなし(マット系)」があります。
つやあり(グロス系)に該当する「PET貼加工」や「LCコート(つやあり)加工」などは上品な輝きが出せるため、パッケージがグレード感のある華やかな印象になります。
つやなし(マット系)に該当する「マットPP貼加工」などはマットな質感が落ち着きのある上品な印象を持たせてくれます。

また、表面加工は見た目の演出だけではなく、箱を保護する役割も担っています。
化粧品のパッケージは製造〜輸送〜店頭に並ぶまで多くの工程があります。
さらに、陳列した後も様々な人の手に触れる機会の多いものです。
印刷だけでは色移りによる汚れや、キズによる印刷面の色抜けなどが発生しやすくなってしまいますが、表面加工を施すことで箱を保護することができます。

〈 高級PET貼(つやあり) 〉

高級PET貼(つやあり)のイメージ

〈 PP貼(つやなし) 〉

PP貼(つやなし)のイメージ

当社では紹介した表面加工の他にもいくつか種類を取り揃えております。商品のイメージや環境にあわせてご検討ください。

パッケージ印刷 表面加工オプション

【 特殊加工 】

特殊加工としては箔押し加工や、浮出し加工、厚盛ニス加工などがおすすめです。
加工を加えることで立体感が出るためデザインが単調にならず、洗練された印象を引き立たせてくれます。また、高級感のある化粧品がコンセプトのパッケージには、ロゴやデザインの一部に特殊加工を加えることで、視覚から高級感を演出できます。

〈 浮出し(エンボス)
加工 〉

浮出し(エンボス)加工のイメージ

〈 デジタル厚盛箔・デジタル厚盛ニス 〉

デジタル厚盛箔・デジタル厚盛ニス加工のイメージ

表面加工や、特殊加工で付加価値を高め、こだわりを感じられるパッケージを作成しませんか?

パッケージ印刷 特殊加工オプション

化粧品のパッケージ制作ならグラフィックにお任せください

いかがでしたでしょうか。化粧品のパッケージ制作で押さえておきたいポイントをご紹介しました。化粧品パッケージを作る際は、コンセプトをしっかりと決め、商品に合った箱の形状や大きさを選ぶことが大切です。また、用紙や加工にこだわることで、より完成度の高いパッケージを作ることができます。

化粧品パッケージの形状や加工についてお悩みの方は是非グラフィックにご相談ください。専任のスタッフがサポートいたします。お客さまの商品(化粧品)にあわせた設計も承っております。是非ご検討ください。

パッケージ印刷

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