かんたん!目的別・ショップカードの作り方
お客様の来店を増やしたい、まずは問合せしてほしい、とにかくお店を知ってほしい…。
そんな店舗のお悩み解決に活用したいツールがショップカード。
ショップカードは「お店の名刺」であり、お店の魅力や情報が相手にきちんと伝わることで知名度や集客力アップに繋がります。
今回は、目的に合わせたショップカードの作り方と、押さえておくべきポイントを紹介します。
Point1. ショップカードのサイズと形状
一般的な大きさは、長方形の名刺サイズ、厚み(連量)は180kg前後!
【サイズ】
一般的なショップカードの大きさは、標準的な名刺サイズ(55mm×91mm)です。名刺サイズよりもひと回り小さいクレジットカードや運転免許証のサイズ(54mm×85.5mm)をご希望の場合は、B8カードの変型サイズがおすすめです。
【形状】
一般的なショップカードの形状は、長方形が多いです。
【厚み(連量)】
紙の厚み(連量)は180kg前後がオススメ。適度な固さがあり、財布の中で管理がしやすい厚みです。
\豆知識/ 連量とは?
連量とは各用紙サイズの全判1,000枚(=1連または1Rと呼びます)あたりの重さを表します。同じ用紙であれば連量が重いほうが厚い紙ということになります。また、同じ連量でも紙種が異なれば厚みが異なります。ちなみに連量180kgは官製はがきより少し薄いくらいの厚みなので、目安にしてみてください。
<関連記事>
Point2. 掲載情報
名前と住所と連絡方法、この3つは必須!
ショップカードには以下の情報を載せることが多いです。
- 1ショップ名やロゴ
- 2お店の住所や地図(実店舗の場合)
- 3営業時間・定休日
- 4問い合わせ先(電話番号、メールアドレスなど)
- 5ショップのURLやQRコード
- 6各種SNSのアカウント
飲食店であれば、3営業時間と合わせてラストオーダーの時間も併記するお店も多いですね。これらの他にも、メニューやサービス一覧を入れたり、割引クーポンをつけたりするお店もあります。アピールしたい気持ちが大きい程いろいろな情報を入れたくなりますが、ここはグッと我慢して、入れたい情報に優先順位をつけて整理しましょう。
\ひと工夫/ QRコードを活用してアクセスしやすくしましょう!
メールアドレスやURL、SNSアカウントなどを文字で打つのは一苦労。途中で面倒くさくなって投げ出すなんてことも。そんなときはQRコードを入れましょう。その場でアクセスしてもらいやすくなります。
Point3. 目的別・レイアウト例
一番伝えたい情報を、見やすく、大きく入れる。
ただ情報を載せるだけでは、お客様に本当に伝えたいことが伝わりません。来店してほしい、電話してほしい、SNSをフォローしてほしいなど、「お客様にどういう行動をとってほしいか」を考えてみましょう。そうすることでどの情報を強調すれば良いのかがはっきりしてきます。ここでは目的別にレイアウト例をピックアップしてみました。
1ショップの名前を覚えてほしい!
オープンまたはリニューアルしたばっかり、もしくは以前から営業しているが、あまり世間に知られていないと感じている。
〈ポイント〉
名前やロゴを大きく載せることで、覚えやすくしましょう。また、ショップのテーマカラーがあれば積極的に使って印象に残りやすくしましょう。片面印刷の場合は、名前やロゴを上の方に大きく、住所や連絡先を下の方に小さめに入れるとメリハリも出て見やすい紙面になります。両面印刷にする場合は、オモテ面は名前とロゴだけ、ウラ面は住所や連絡先などの店舗情報というふうに、情報を思い切って分けると、名前をより印象づけることができます。
2ショップの場所をアピールしたい!
飲食店、美容・医療関連など。主に実店舗で商品やサービスを提供している。
〈ポイント〉
マップを有効活用しましょう。両面印刷であれば広い掲載スペースが確保できるのでオススメです。片面だけ印刷する場合は、掲載スペースが限られてしまうので、マップをできるだけシンプルにするか、Google-MAPといったWeb公開済みマップのQRを作って掲載する方法もあります。
3より多くの注文や予約がほしい!
通信販売、宅配や訪問サービスなど。まずは電話やメールでヒアリングしてから、お客様の対応をしたい。また、実店舗の場所が分かりにくい、実店舗のキャパが少ない場合など。
〈ポイント〉
電話番号やメールアドレスといった連絡先を大きく載せることで、心理的に受け手を安心させ、連絡しやすい効果が期待できます。電話の場合は受付時間を記載しましょう。メールアドレス等はQRコードを併記すると、受け手の手間が大幅に軽減されるのでオススメです。
4ホームページやSNSにアクセスしてほしい!
通信販売や宅配サービスなど。実店舗よりもホームページやSNSサイトが充実していて、それらを用いてサービスや商品の提供、また情報発信をしている。
〈ポイント〉
ホームページのURLやSNSのIDを大きく載せましょう。検索窓などの表記も有効ですが、サイトのQRコードを併記することで、受け手の手間が大幅に軽減されるのでオススメです。