正方形名刺・スクエア名刺作成のメリットとデメリット
名刺といえば長方形の形をした、91mm×55mmの大きさを使うのが一般的ですが、必ずしも決まったサイズである必要はありません。例えば正方形の名刺は、一般の名刺とはひと味違った名刺として利用されることの多い形です。
ここでは正方形などの、変型サイズの名刺を作成するメリットとデメリットをご紹介します。
正方形名刺を作成するメリット
まずは正方形名刺のメリットについてご紹介します。
1インパクトを与えることができる
一般的な名刺とはサイズも見た目も異なるため、名刺交換をした際にインパクトがあります。印象に残る名刺を交換することで、「変わった名刺を持っていた人だ」と相手の方にも覚えてもらえる可能性が高くなります。名刺ホルダーに保存した際にも、他の名刺と形が異なることで印象に残りやすいのも特徴です。
2個性を発揮できる
正方形の名刺はその形から、個性的なイメージやおしゃれな印象を相手に与えることが可能です。そのため、個人デザイナーの方や、クリエイティブな職種にはぴったりの名刺です。個性的なデザインを正方形名刺に印刷することで、さらに違った印象や自分のこだわりを表現することができます。
3名刺交換時のアイスブレイクに活用できる
名刺交換の場面では相手の方と初対面である場合も多いかと思います。正方形の名刺を渡すことで相手の方にとって「変わった形の名刺ですね」などと話題にしやすく、円滑なコミュニケーションや商談の雰囲気作りに活用できます。
正方形名刺のデメリット
正方形の名刺にはメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットもしっかりと踏まえた上で作成することが大切です。
1相手側の管理が難しくなる場合がある
名刺ホルダーは一般的な名刺（91mm×55mm）が収まるように作成されていることが多いので、55mm×55mm以上の大きさで正方形の名刺を作成してしまうと名刺ホルダーに収めることができず、相手の管理が難しくなってしまいます。正方形の名刺を作成する際は、サイズに気を付けて作成するようにしましょう。
2職種によっては相手に戸惑いを与えてしまう可能性も
行政機関や金融業などの規律正しい業種では、正方形の名刺を渡すことで相手に戸惑いを与えてしまったり、ネガティブな印象を与えてしまう場合もあります。そのため名刺を渡す相手の方の職種によって一般的なサイズの名刺と、正方形サイズの名刺を使い分けるというのも一つの手です。
3通常よりも記載できる内容が減ってしまう
通常の名刺の大きさよりも面積が小さいので、記載できる内容も減ってしまいます。あらかじめ記載したい情報がバランスよく配置できるかを確認するようにしましょう。情報が収まりきらない場合は、情報の選定や、両面印刷を検討しましょう。
正方形名刺のデザイン例
正方形名刺のデザインをいくつかご紹介します。
通常の名刺より活用できる面積は狭いですが、デザイン次第でQRコードや会社のロゴを入れたおしゃれな名刺を作成できるので、ご参考になれば幸いです。
〈 QRコードを配置したシンプルな名刺のデザイン例 〉このデザインを詳しく見る
〈 遊び心を入れた名刺のデザイン例 〉このデザインを詳しく見る
〈 会社のロゴを入れた名刺のデザイン例 〉このデザインを詳しく見る
〈 写真を大きく配置しショップカードとして利用した例 〉このデザインを詳しく見る
正方形名刺の印刷発注方法
ここからは正方形名刺を作成・発注する方法を、当社ネット印刷サービスで行なう手順を例に解説します。
【 デザインデータの有無と発注について 】
1デザインデータがある場合
既にデザインデータをお持ちの場合は、正方形名刺サイズの印刷商品を発注後、データ入稿を行います。グラフィックの印刷サービスでは、「A・B判カード印刷」から正方形の名刺を作成することができます。
正方形名刺のサイズは名刺ホルダーにも収めやすい、タテ55mm×ヨコ55mmでの作成が最適です。その場合、A・B判カード印刷から「B8カード印刷」をご選択いただき、変形サイズで注文すると、一番お手頃な価格でご作成いただけます。
2デザインデータをお持ちでない場合
デザインデータをお持ちでない場合の作成におすすめなのが当社の「スマプリ®デザイン」です。無料のデザインテンプレートを使って、正方形名刺の入稿用デザインデータを作成することができます。写真や文字を入れ替えるだけで、簡単に作成が可能です。
デザインデータが作成できたら、同様に正方形名刺サイズの印刷商品を発注後、データ入稿を行います。
【 用紙を選ぶ時のポイント 】
名刺印刷の用紙選びは、相手に与える印象を変化させる重要な要素の1つです。選ぶ用紙によって、さらにひと味違った正方形名刺の作成が可能です。今回は正方形名刺におすすめの用紙を簡単にご紹介します。
〈 正方形名刺におすすめの用紙 〉
個性を演出したい正方形名刺には、独特の質感や手触りを持つ「ファンシーペーパー」や「高級紙」がおすすめです。
1アラベール スノーホワイト
画用紙のような、紙本来の手触りが楽しめる用紙です。ステーショナリー等にも使われ、デザイン性を活かしたおしゃれな名刺にぴったりです。光沢がない用紙の為、発色は少し沈んだ仕上がりでナチュラルなデザインにマッチします。
2ヴァンヌーボVG スノーホワイト
アラベール同様、紙本来の手触りを有しながらも、印刷部分は光沢があり、発色が良いのが特徴的な用紙です。元々個性を出したいデザイナーに人気の用紙のため、正方形名刺とも相性抜群です。
上記2種以外にも、当社では多種多様な用紙を取り揃えております。ぜひ、自分が作りたい正方形名刺のイメージに合う用紙を、こだわって選んでみてはいかがでしょうか。
名刺の用紙の選び方はこちらの記事もご参考ください。
名刺の用紙・紙質の選び方｜人気の種類とおすすめの厚さは？
名刺の紙質・用紙の選び方を用途に沿って解説します。さらに名刺に記載する情報やデザイン例もご紹介。これを読めばビジネスで使える、あなたにぴったりの名刺を作れるようになるでしょう。
【 用紙の厚み（連量）を選ぶポイント 】
正方形の名刺では、連量が200kg以上の厚みがある用紙を利用するのがおすすめです。一般的な名刺では連量180kgがよく利用されていますが、正方形の名刺では反りやしなりが出ることで少し安っぽい印象を与えてしまいます。そのため正方形名刺の作成で連量選びに迷った際には、200kg以上を基準に一般的な名刺よりも厚めの用紙を選択するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここでは主に正方形名刺・スクエア名刺のメリットやデメリット、作成のポイントについてお伝えしました。自分や渡す相手の職種なども踏まえて、ぜひ正方形名刺の作成をご検討ください。
当社での正方形名刺は、オンデマンド印刷なら最少10部からご注文いただけます。また、多様な用紙を選択できるので「個性的な用紙を使って他と差をつけたい！」、「印刷の質にこだわりたい！」という方にも最適です。
