A8サイズの寸法、用途は?サイズ選びの基準もご紹介
A8サイズとは「52mm×74mm」のサイズを指します。国際規格で定められた「A判」規格であり、A7の1/2の大きさです。A8サイズはクレジットカードより少し小さい大きさになり、プライスカードや商品タグなどに利用されます。本記事ではA8サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。
A8サイズ(52mm×74mm)の寸法・面積
〈A8サイズの詳細情報〉
寸法 |
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対角線の寸法 | 約90.4mm |
面積 | 3,848mm2(38.4cm2) |
封筒サイズ・送付方法 |
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【 A8とは、何を表した表記なのか? 】
A8(52mm×74mm)の「A」は、国際規格で定められている判型を表す記号です。
A判の元になったのは、面積が1平方メートルのルート長方形(縦横比率が1:√2の長方形)です。そのルート長方形のサイズが「A0」と定められました。そして、A0を半分に切ったものがA1、さらに半分に切っていくとA2と、表記の数字部分が増えていきます。A8はA0を8回、半分に切ったものであり、面積はA0の256分の1です。
〈A判サイズ(A3以下を示した図)〉
A8サイズの用途
A8サイズはクレジットカード(53.98mm×85.60mm)より少し小さいサイズで、印刷物は多くありませんが、プライスカードや商品タグ、商品ラベルシール、宛名シールのサイズとしても用いられることがあります。A8サイズは財布のカード入れに入れて持ち運ぶのに便利な大きさなので、クーポン券のサイズなどに用いられることもあります。
その他では手のひらにぴったりサイズのメモ帳などの印刷物としても用いられます。
〈A8サイズの主な用途〉
- プライスカード、商品タグ
- 商品ラベルシール、宛名シール
- 手のひらにぴったり収まるメモ帳など
A8サイズの送付方法
A8サイズは小さいため、定型郵便で送ることができます。およそどのようなサイズの封筒でも入りますが、ビジネスシーンでもよく使われ、定型サイズである、「長4封筒(90mm×205mm)」「長3封筒(120mm×235mm)」であれば手に入りやすくおすすめです。
なお、定型郵便の最小サイズは90mm×140mmなので、A8サイズそのままの大きさや、封筒が小さすぎると郵送できない点には注意しましょう。
〈A8サイズの送付方法〉
- 汎用的な長4封筒(90mm×205mm)、長3封筒(120mm×235mm)がおすすめ[定型郵便]
定型郵便の最小サイズ90mm×140mm以上で送付
A8サイズとほかのサイズの違いは?
A8に近いサイズとしては、B8サイズ(64mm×91mm)、クレジットカードがあります。
名刺やそれに近いB8サイズよりもさらに小さく、手のひらに収まる小ささです。印刷物としてはかなりマイナーな大きさになります。
A判、B判の違い
AやBと数字の組み合わせは用紙の規格を表しており、日本には「A判」と「B判」の2種類があります。A判は国際規格、B判は日本独自の規格です。
A判とB判が日本で制定されたのは1929年。2つの規格を採用したのは主に雑誌で利用された「菊判」、書籍に利用された「四六判」をもとに、用紙サイズの規格化を進めたことに由来します。
雑誌の菊判はA5に近いサイズだったことから、国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判にはあてはまらず、日本独自の規格としてB判を設けたのです。
印刷物の制作ではA8サイズを上手に活かそう
印刷物としてA8サイズを利用するメリットは下記のとおりです。
〈A8サイズのメリット〉
- 手のひらにぴったり収まるサイズ
- プライスカードや商品タグ、商品ラベルシール、宛名シールなどに利用できるサイズ
A8サイズのメリットは、コンパクトさです。プライスカードや商品タグに使用する印刷物として使いやすいサイズです。
一方、面積が小さいので、多くの情報を詰め込むには不向きである点に注意が必要です。また、商品タグなどに使用する場合は、紐を通す穴などの加工を行うことがあり、厚めの紙を利用します。
当社のネット印刷サービスではA8サイズの印刷を10部から承っています。豊富な用紙や加工、様々な用途に合わせたメニューをご用意していますので、印刷発注の際はぜひご検討ください。
A8サイズに関するよくある質問
A8サイズは何cmですか?
A8サイズは「5.2cm×7.4cm」です。
A8とA7サイズはどちらが大きい?
A7の方がA8より大きくなります。
A7サイズ「74mm×105mm」に対し、A8サイズ「52mm×74mm」です。A8サイズは何に使う?
A8サイズはプライスカードや商品タグに使用されます。