A3サイズの寸法、用途は?サイズ選びの基準もご紹介
A3サイズ(297mm×420mm)はメニュー表やパンフレットの見開きサイズとして多くの印刷物で用いられています。本記事ではA3サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。
A3サイズ(297mm×420mm)の寸法・面積
まずは、A3サイズの詳細を確認しておきましょう。A3の寸法や面積、A3紙の郵便封筒における適合サイズは下記のとおりです。
〈A3サイズの詳細情報〉
寸法 |
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対角線の寸法 | 約514.4mm |
面積 | 124,740mm2(1,247.4cm2) |
封筒サイズ・ 送付方法 |
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【 A3とは、何を表した表記なのか? 】
A3(297mm×420mm)の「A」は、国際規格で定められている判型を表す記号です。
A判の元になったのは、面積が1平方メートルのルート長方形(縦横比率が1:√2の長方形)です。そのルート長方形のサイズが「A0」と定められました。そして、A0を半分に切ったものがA1、さらに半分に切っていくとA2、A3と、表記の数が増えていきます。A3はA0を3回、半分に切ったものであり、面積はA0の8分の1です。
〈A判サイズ(A3以下を示した図)〉
A3サイズの用途
A3サイズは二つ折(A4サイズ大)にして利用されることが多く、パンフレットや飲食店のメニューのサイズとして馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
他にも見開きの履歴書やポートフォリオ等として用いられることもあります。
また、広い紙面を活かし、設計図や屋外用選挙ポスターのメジャーなサイズの一つとしてA3サイズが用いられています。
なお、A3サイズはオフィスやコンビニなどのプリンターでも印刷可能な最大サイズでもあるため、コピー用紙としても取り扱いがあります。
〈A3サイズの主な用途〉
- 折パンフレット
- 飲食店のメニュー
- 屋外用選挙ポスター
- 設計図面 など
A3サイズの郵便封筒適合サイズ
A3サイズを郵送する場合は、二つ折にして角A4封筒(228mm×312mm)または角2封筒(240mm×332mm)で送るのが一般的です。この場合は定形外郵便物(規格内)に該当しますが、より安価に郵送したいときは、A3を二つ折にし、さらに三つ折にして長3封筒(120mm×235mm)に入れると定型郵便として送ることができます。また、A3を折らずにそのまま郵送したいときは、円筒にして箱に入れて送るか、角A3封筒(335mm×490mm)を使用します。箱に入れて送る場合は定形外郵便(規格外)扱いとなります。
〈 折り目がついても良い場合 〉
A3を二つ折
または角2封筒(240mm×332mm)
定形外郵便(規格内)
A3を二つ折
さらに三つ折
定形郵便
〈 折り目を付けたくない場合 〉
円筒状にして箱で送る方法がおすすめ。
定形外郵便(規格外)
〈A3サイズを折り畳んで送付〉
- 二つ折:角A4封筒(228mm×312mm)
- 二つ折:角2封筒(240mm×332mm)
- 二つ折、さらに三つ折:長3封筒(120mm×235mm)[定型郵便]
〈A3サイズを折らずに送付〉
- 角A3封筒(335mm×490mm)
- 円筒状にして箱に入れる
A3サイズと他のサイズの違いは?
A3に近いサイズとして「B3サイズ(364mm×515mm)」「B4サイズ(257mm×364mm)」があります。
A3サイズよりひと回り大きいB3サイズは電車の中吊り広告に、A3サイズよりひと回り小さいB4サイズは新聞折込チラシに利用されています。
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B4サイズとは、257mm×364mmのサイズを指します。日本独自規格である「B判」サイズのひとつで、B5の2倍、B3の1/2の大きさです。主な用途として新聞折込チラシの定番サイズとして身の回りで多く見られます。
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B3サイズとは「364mm×515mm」のサイズを指します。日本独自の「B判」規格であり、B4の2倍、B2の1/2の大きさです。B3サイズは電車の車両広告などのポスターや、大きめの新聞折込チラシとして使われます。本記事ではB3サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。
A判、B判の違い
AやBと数字の組み合わせは用紙の規格を表しており、日本には「A判」と「B判」の2種類があります。A判は国際規格、B判は日本独自の規格です。
A判とB判が日本で制定されたのは1929年。2つの規格を採用したのは主に雑誌で利用された「菊判」、書籍に利用された「四六判」をもとに、用紙サイズの規格化を進めたことに由来します。
雑誌の菊判はA5に近いサイズだったことから、国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判にはあてはまらず、日本独自の規格としてB判を設けたのです。
印刷物の制作ではA3サイズを上手に活かそう
印刷物としてA3サイズを利用するメリットは下記のとおりです。
〈A3サイズのメリット〉
- オフィスやコンビニのプリンターで印刷できる
- 二つ折にすると汎用的なA4サイズになる
- ポスターとしても利用できる
A3サイズのメリットは、オフィスやコンビニのプリンターで手軽に印刷できることです。資料を大きく印刷したり、簡易的なポスターやちょっとした掲示物を制作しやすいサイズです。
また、A3サイズの用紙を二つ折にすると汎用的な書類サイズであるA4サイズになる点も特長です。多くの情報を掲載可能でありながら、折りたたんで持ち運びしやすく、収納にも便利なサイズです。
このようにA3サイズは様々な場面や活用方法が存在する、汎用性の高いサイズの一つと言えるでしょう。
当社のネット印刷サービスではA3サイズの印刷物の発注を承っています。パンフレットとして使える折り加工をはじめ、用紙の種類や厚みなど豊富なメニューを取り揃えております。また、オフィス用プリンターでは難しい大量部数や高品質な印刷も承っております。
A3サイズの印刷物を制作する際は、ぜひ当社の印刷サービスをご活用ください。
A3サイズに関するよくある質問
A3サイズは何cm?
A3サイズは29.7cm×42cmです。
A3とA4どちらが大きい?
A3の方が大きく、A4の2倍の面積です。
A3は「297mm×420mm」、A4は「210mm×297mm」です。A3サイズは何に使う?
A3サイズは二つ折りしてメニュー表やパンフレット、履歴書等に用いられるほか、設計図面や選挙ポスターのサイズとして使われます。