B2サイズの寸法、用途は？サイズ選びの基準もご紹介

B2サイズとは「515mm×728mm」のサイズを指します。日本独自の「B判」規格であり、B3の2倍、B1の1/2の大きさです。B2サイズはポスターやパネル、タペストリーの定番サイズの一つです。本記事ではB2サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。

B2サイズ（515mm×728mm）の寸法・面積

〈B2サイズの詳細情報〉

寸法	横515mm×縦728mm（51.5cm×72.8cm）横約20.28inch×縦約28.66inch（インチ）横7,096ピクセル×縦10,031ピクセル（350dpi設定時）
対角線の寸法	約891.74mm
面積	374,920mm²（3,749.2cm²）
送付方法	B2サイズが折らずに入る：段ボールで挟む、細長い箱や筒に丸めて入れる

【 B2とは、何を表した表記なのか？】

B2（515mm×728mm）の「B」は、日本独自の判型を表す記号です。
B判のもとになったのは、面積が1.5平方メートルのルート長方形（縦横比率が1：√2の長方形）です。そのルート長方形のサイズが「B0」と定められました。B0を半分に切ったものがB1、さらに半分に切ったものがB2です。以降、半分になる度にB3、B4と表記の数字部分が増えていきます。

〈B判サイズ〉

B2サイズの用途

B2サイズの主な用途はポスターやパネル、タペストリーです。
ポスターとしては、同じく定番サイズであるA1よりは小さいため、インパクトよりもお知らせや案内図のような、情報を伝える用途で用いられる傾向があります。また、B0、B1サイズとともに駅構内の広告ポスターの規格サイズの一つでもあります。その他では個人の部屋に貼るポスターとして、映画やアイドルなどのグッズ、インテリアのポスターの定番サイズです。
パネルとしてはカフェや飲食店に貼られるメニューや、入口にイーゼルで立て掛ける商品の宣伝用パネルとしてよく用いられます。
その他、B2サイズのタペストリーはゲームやアニメのキャラクターグッズとして定番サイズとなっています。

〈B2サイズの主な用途〉

ポスター
看板・掲示用パネル
タペストリー

B2サイズの送付方法

ポスターであれば折り目を付けないよう、細長い箱や筒に丸めて梱包する方法が一般的です。
箱や筒はホームセンターやインターネット通販などで購入することができ、コンパクトに梱包できるためおすすめです。ただし内容物が丸まってしまう点には注意が必要です。
丸くなる癖を付けたくない場合や、多くの枚数を送る場合は、段ボール等の丈夫な素材で挟んで送る方法をとります。B2サイズの印刷物をそのまま挟み、外へはみ出さないよう端をテープなどで固定して郵送します。
いずれの場合でも梱包後は目立つ位置に「折り曲げ厳禁」と記載しておくことをおすすめします。その際は赤い文字で大きく記載するようにしましょう。

細長い箱や筒に丸めて入れるイメージ

段ボールで挟む

〈B2サイズを折らずに送付〉

細長い箱や筒に丸めて入れる
段ボールで挟む

B2サイズとほかのサイズの違いは？

B2に近いサイズとして、A1（594mm×841mm）、A2（420mm×594mm）があります。
A1、A2サイズはいずれもポスターなど、B2と近い用途として用いられます。A1サイズは一般的な屋内用ポスターしてメジャーなサイズであり、A2は小さめのお知らせ等の掲示物として使い分けられます。B2はこれらの中間のサイズとなるため、遠くからでも視認できる大きさながら、掲載場所を選びにくいコンパクトさを併せ持つ点が利点と言えるでしょう。

B2サイズとA2、A1サイズとの比較イメージ

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A判、B判の違い

AやBと数字の組み合わせは用紙の規格を表しており、日本には「A判」と「B判」の2種類があります。A判は国際規格、B判は日本独自の規格です。
A判とB判が日本で制定されたのは1929年。2つの規格を採用したのは主に雑誌で利用された「菊判」、書籍に利用された「四六判」をもとに、用紙サイズの規格化を進めたことに由来します。
雑誌の菊判はA5に近いサイズだったことから、国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判にはあてはまらず、日本独自の規格としてB判を設けたのです。

印刷物の制作ではB2サイズを上手に活かそう

印刷物としてB2サイズを利用するメリットは下記のとおりです。

〈B2サイズのメリット〉

遠くからでも視認できる大きさながら、貼る場所を選びにくいコンパクトさ
ポスターやタペストリーなどのグッズとしても使いやすい

B2サイズのメリットは遠くからでも視認できる大きさと、扱いやすいコンパクトさが両立している点です。店舗での告知や案内版、入れ替わりの多い販促用ポスター、またお部屋のインテリアやグッズとしての使い方もおすすめです。

B2サイズの印刷には一般的なプリンターではなく、「大判プリンター」での印刷を行います。ただし家庭やオフィスでは大判プリンターの設備がない場合が多いため、印刷会社に依頼するのがおすすめです。

当社のネット印刷サービスではポスターやパネルなど、B2サイズの印刷を1部から承っています。豊富な用紙や加工、様々な用途に合わせたメニューをご用意していますので、印刷発注の際はぜひご検討ください。

ポスター印刷

パネル印刷

タペストリー

B2サイズに関するよくある質問

B2とA1サイズはどちらが大きい？
A1の方がB2より一回り大きくなります。
A1サイズ「594mm×841mm」に対し、B2サイズは「515mm×728mm」です。
B2とB1サイズはどちらが大きい？
B1の方がB2より大きく、2倍の面積です。
B2サイズ「515mm×728mm」に対し、B1サイズは「728mm×1030mm」です。
B2サイズは何に使う？
B2サイズはポスターやパネル、タペストリーとして用いられます。
お知らせや案内図、駅構内の広告ポスター、個人の部屋向けのインテリアやグッズとして使われます。